深野祐也 Yuya Fukano, Ph.D.
千葉大学大学院 園芸学研究科 作物学研究室
自己紹介
深野祐也(ふかのゆうや)
1985年生まれ
千葉大学大学院園芸学研究科 准教授
研究の興味
私は、ダーウィンの自然淘汰による適応進化の考えに触れてから、その単純さ・エレガントさ・力強さの虜になっています。なので、根本的には、あらゆる生物の進化と生態 ーつまり生きざまー と、進化プロセスに興味があります。これまで、さまざまな植物や昆虫を対象に、野外で実際に起きているさまざまな急速な進化を研究してきました。また、農作物や雑草を対象にした進化生態学的な研究も行っています。
また、同じくらい人間の営みも好きなので、進化の観点を応用して人間の生活を向上させるような新しい概念・手法を提案したいと思っています。具体的には、進化生態学を応用した農作物の生産・害虫管理・雑草防除、そして絶滅危惧種の保全・管理などなどです。農業の研究には、ドローンや深層学習など新しい技術も応用して、いい研究にしようと試みています。
加えて、私たち人間自身にも進化のレンズを向ける研究も始めています。私たちが自然を好きになったり嫌いになったりする、その心理的な部分に進化的理由がないか研究しています。この観点は、生物多様性の保全や管理に極めて重要な視点を与えると思っています。
このように、できるだけ多様な研究領域への展開を目指して、日々右往左往しています。研究成果の一部は以下のプレスリリースでご覧になれます。
都市の熱さで植物は赤く進化する-ヒートアイランドへの急速な適応進化を初めて実証-
果物が追熟するのは何のため? ~見逃されていた生態学的意義を初めて検証~
なぜ現代人には虫嫌いが多いのか? ―進化心理学に基づいた新仮説の提案と検証―
ドローンとAIで規格外野菜を減らす ―畑全個体のサイズを自動計測し、最適な収穫日を推定―
日本中で愛を叫んだけもの 動物園と動物アニメは、絶滅危惧種への関心を高め、寄付を促進する
「最も基礎的な学問は最も応用的である(伊藤嘉昭)」を座右の銘にして、基礎研究としてもインパクトのある面白い研究をしつつ、応用研究にも高く貢献できるようなスタンスを目指しています。一緒に研究していただける研究者・学部生大学院生・企業の方を募集しています。少しでも興味がありましたら、メール・Twitterなどでお気軽に連絡してください。
Contact
E-mail: yuya.fukano(a)gmail.com
Twitter:
〒271-8510 千葉県松戸市松戸648
千葉大学大学院園芸学研究科 C棟302号室
Graduate School of Horticulture, Chiba University
648 Matsudo, Matudo-city, Chiba, Japan
普段はここにいます